よくドラマや映画などで「あいつは貧乏くじを引かされた」「損な役回りをさせられている」などと言った表現がされる事がありますが、英語にも(同じ世界で生きているので)そんな慣用句は当然あります。
それが、
draw the short straw=貧乏くじを引く
となっています。
なので日本語に訳すると間違いなく「貧乏くじを引く、損な役回りをさせられる」に当てはまります。
この言い換えの慣用句もあります。
それが、
get the short end of the stick=貧乏くじを引く
ただし、この表現はアメリカとオーストラリア英語の慣用句だそうです。その証明として Cambridge Dictionaryにそう書かれていました。これが証明にならないとするならば実体験するしかなさそうですが。
似たような言い換えとして以下のようなものもあります。
- get the rough end of the stick
- get the bad end of the stick
- give someone the bag to hold
- hold the bag
- leave someone holding the bag
- be left holding the bag
- have to deal with difficult tasks that nobody wants to do
- be treated worse than anyone else
そもそもの起源は1400年代でこの言葉自体は1800年代という説明もありましたが、信憑性は現時点ではわかりませんでした。
参考までに下記に例文記事をリンクしました。
they’ve gotten the short end of the stickくじ引きと言えば。
くじ引きと言えば、室町幕府第6代将軍「足利義教(あしかがよしのり)」が「籤(くじ)引き将軍」と言われています。
第4代将軍「足利義持(あしかがよしもち)」が将軍の座を「足利義量(あしかがよしかず)」に譲り義量(よしかず)を第5代将軍とするもののその義量(よしかず)は満17歳の年で1427年3月17日に亡くなってしまい第4代将軍「足利義持(あしかがよしもち)」も1428年に人事不省(じんじふせい):unconsciousnessいわゆる危篤状態となって次の将軍を指名する事もできないままになってしまいました。
そこで籤(くじ)によって選ばれたのが第6代将軍「足利義教(あしかがよしのり)」でした。
「足利義教(あしかがよしのり)」は当時住職だったそうですが、幕臣達の要請についに受け入れ室町幕府第6代将軍となったようです。
住職というと今の感覚だと落ち着いた感じの印象かもしれませんが、そうではないようです。
「籤(くじ)引き」で選ばれただけあって身内からも不満を持つ者が出ます。
それが鎌倉公方の「足利持氏(あしかがもちうじ)」でした。「足利持氏(あしかがもちうじ)」は第6代将軍「足利義教(あしかがよしのり)」を「還俗(げんぞく)将軍*還俗とは僧が僧籍を離れ俗人に戻ること:secularization」と呼んで蔑みます。しかし第6代将軍「足利義教(あしかがよしのり)」の怒りに触れ自害に追い込まれました。
しかし、第6代将軍「足利義教(あしかがよしのり)」の圧政に対し周囲の不信感は高まります。
「赤松満祐(あかまつみつすけ)」も以前より将軍により首をはねられるとの噂を聞いていました。そこでその子「赤松教康(あかまつのりやす)」の屋敷に儀式を口実に第6代将軍「足利義教(あしかがよしのり)」を招いた際殺害したそうです。
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