再び四国新幹線が動き出したというニュースを見て、どうやらルートが定まってないようなので勝手ながら前回四国新幹線ルートはこれしかない〜勝手に決定版〜と題して路線案を書いたが、重大な視点を追加したい。
もしかしたら2025年頃に本格的に導入されるとも言われるペロブスカイト太陽電池を新幹線高架橋外側側面に貼り付けビジネスとすると収益増にもなるかもしれない。
それは開発計画の一部完成で中止になる可能性も高い事である。
まっ、そもそも開発が実施されるのかも怪しいが。
しかし、工事が進められるという前提で書いていきたい。
まず松山駅までの路線を第一に完成させる事は間違い無いと思う。それがたとえ途中までで終わったとしてもだ。
もし開発が松山駅方面だけで終わった場合、高知県にも徳島県にもほとんど頑張った見返りがない。
と言うわけで例え工事が途中で終わったとしても無駄のないルート&未来に向けた足がかりにもなるルートを考えついた。
それが以下のイメージ路線図である。
これは松山駅方面だけで完了とした場合のイメージだが、四国の玄関から言うと、
- 番の州駅→高松駅→阿波池田駅→四国中央駅→伊予西条駅→松山駅
となる。
一般的に言われる最短距離となる四国中央駅から高知駅を採用する場合、必ず工事が実行されなければならない。しかしそんな保証はほぼないと言っていいだろう。なんせ前回にも書いたが必要ないと思っている人も大勢いるからだ。
- なのでこのイメージ路線で進めると例え工事が途中で終わったとしても阿波池田駅で土讃線につながり高知駅へ行け、また徳島側へも吉野川に沿ってつながる。
- また観光地の金比羅宮へも土讃線を利用すると特急で25分程で行く事ができる。
- もし工事が続けられたら阿波池田駅からと四国中央駅からのいずれかを高知行きの新幹線ルートとして残る事になり融通が効くのだ。
更に、この路線で行けば将来紀淡海峡大橋そして豊予海峡トンネルと直線ルートでつながるのだ!!
*もう想像はつくだろうが一応その路面図は最後に添付してある。
しかしもう一押し欲しいのは今治駅と高松空港だろう。それは下の添付図のようなイメージで特急でつなげる事になる。
伊予西条駅→今治駅まで距離にして30km程、そして特急で行くと20分程である。
全国の新幹線駅間の平均距離はおおよそ35kmくらいらしいので今治駅経由でもいいしそれだけの価値ある都市ではあるが揉めて時間が儚く消えていくくらいならここはきっぱり伊予西条駅→松山駅がいいだろう。
そして高松空港であるが、かなり不便な位置にある。観光客にとってめんどくさいルートはよほどのネームバリューがなければマイナス要因だろう。
- なので新幹線ルートを高松空港経由にし、そこに付け足す形で高松空港駅を新規建設、ローカルの特急電車を走らせそこに停車させればいい。できればそのまま阿波池田まで走らせ土讃線に入ればもっといい。
高松空港経由ならいっそうそこにも新幹線駅をつくれば?って話になるかもしれないが距離が高松駅からあまりに近いのでそれは難しいのではないだろうか、可能ならそれでもいい。
これらが順調に進むと仮定したら次は徳島方面と高知方面の駅だ。
地図を見たところ、高知は後免駅が空港からも近く利便性からもおそらくここがいいだろう。そして徳島方面は高徳線と徳島線に分岐する場所として佐古駅。
- 佐古駅は当然徳島線を通ると最初に述べた新幹線が止まる阿波池田駅につながる。
つまり徳島から松山まで一直線上に最短距離でつながり、紀淡海峡大橋そして豊予海峡トンネル建設への布石にもなるのだ!!
この一直線コースは新大阪駅から四国・大分を経由し福岡、佐賀周辺或いは鹿児島方面へ向かう西日本リニア新幹線でもある。
佐古駅へは松山駅から(高松駅経由ver.)も乗り換えずに行けるようにしたい。その場合はちょうど岡山方面の路線とオーバルに似た形状になるように高松市周辺に線路を敷設すればいい。高松空港駅あたりから弧を描くように高松駅に向かい、そして徳島方面へ進む事になる。
- このオーバル線路を新幹線と併設する形で最初のほうに述べたローカル特急或いはトラム電車を走らせればかなり利便性は上がるだろう。
最後に徳島方面を建設するにあたり一緒に南あわじ駅も作ってもいいかもしれない。例えば佐古駅→鳴門駅→南あわじ駅のような。これは紀淡海峡大橋への更なるプッシュとなる。
或いは更なる将来的な想定として最初から洲本までを路線とし松山駅→洲本駅を直線距離約40分で到着。洲本から(将来的に運行可能になる)空飛ぶクルマで洲本の港から大阪湾を跨いで夢洲(ゆめしま)まで飛べばいい。*もしくは可能な限り新大阪駅に近い場所。
これらは四国新幹線工事が決定し、例え途中の駅までで終わったとしても最低限の希望は叶えらえるというものだ。
なので例え番の州駅で終わっても高松駅までで終わっても或いは阿波池田駅で終わったとしても(以下同じ)それぞれの駅で非常に意味を持つ工事となるのだ。
この路線が完成すれば四国四県の空港へもそれぞれの県庁所在地から1時間以内に到着し、それぞれの空港が特徴ある目的地を提供すれば人の移動が活発になるだろう。それは四国以外の国内観光客、海外からの観光客或いはビジネスパーソンにとっての選択肢が格段に増える事を意味する。
*理想は四国内ならどこから出発しても1時間以内で到着する事だろう。
それは、空飛ぶクルマを四国全域に拠点を置き周回するようにするとか、高速道路網を隅々まで完備するとかリニア新幹線とかあらゆる手段を用いる。
また、この移動時間であれば仮にプロ野球チームを高松か番の州辺りに誘致すると4つの県や岡山からも観戦客が行き帰りする事が可能になるので県庁所在地や主要都市の周辺の合計人口を考えると十分過ぎるくらい元がとれる事は想像できる。
新幹線が他の長距離移動手段よりも遥かに安全が証明されている事は大きい事実。
東京駅からの運行を想定した場合、四国方面の新幹線を一つとし高松駅で切り離し一方は徳島方面へ、もう一方は松山方面へ走らせれば良い。そして阿波池田駅で更に高知方面行きを切り離しそれぞれの地へ到着する。
前回も最後の方に多少書いたが、行政やエンタメの中枢機能を高松から香川県の中心に移すなら下のような路線もありうる。その場合ピンクで描いた線は特急・快速などを想定。
これで四国新幹線路線は最終決定だ!!
(・・・にしよう。)
*ちなみにこの最終案でも今治を新幹線駅とする事は可能だ。
これで今治の住民や企業体も安心!!
- のぞみ的新幹線で阿波池田駅→松山駅のノンストップ超高速性重視。
- こだま的新幹線で阿波池田駅→四国中央駅→伊予西条駅→今治駅経由→松山駅→大洲駅の各駅停車。
以上のように色々とこうすればいいと書いてはみたものの、四国新幹線計画というのはかなり以前から聞いていて全くほとんど進んでないどころか未だに一部の間だけでどのルートにするとかどこに新幹線駅をおくとかで喧々諤々している段階のようなので、むしろ政治の道具として使用されているだけなのかもしれない。
今なら有用な開発も遅れに遅れるといずれ石器時代のような遺物になりそうだ。
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