スキップしてメイン コンテンツに移動

wave a dead chicken無駄だとわかっているが・・

自暴自虐で絶望的なDesperateとDisparateは本質的に完全に異なる

自暴自虐で絶望的なDesperateとDisparateは本質的に完全に異なる
オリジナル原稿は2020年6月17日作成。
かつて日本語訳「デスパレートな妻たち」で人気を博したドラマがあったが、あれは”Desperate Housewives” のほうで「自暴自虐、無鉄砲な、絶望的な、ほしくてたまらない、見込みがない」等々の追い詰められて必死な感じがする。
googleでのオリジン検索によると、そもそもDesperate(ˈdes.pər.ət/ˈdes.pɚ.ət)って単語は使用がだんだんと減っていったが、現代になってまた使用され初めたものらしい。信憑性はわからないがgoogleで”desperate etymology”と検索するとその意味や語源、どれくらいその単語が言及されているかを見る事ができる。
以下のようなおきまりフレーズも結構色々な場面で使用できる。
  • be in desperate need of = 「を切実に必要としている、絶望的な困窮にある」
  • in desperation =「切羽詰まって、やけになって」
  • have a desperate desire to do = 「〜したくてたまらない、〜しようと必死だ」
ここではそもそもの語源はラテン語の”desperare”, “desperatus”,それから英語の”despair” と歴史を辿っている。
同じ「絶望」を意味する”despair“のスペルが”pair”なので、余計”desperate” と”disparate” は混乱しやすい。
なぜ“despair“が”pair”なのに”Desperate” になると”perate”になってしまったのかは現時点ではわからない。
ただ”perate”には意味があって、詳しい解説はもしかしたら英和辞書とかには載っていないかもしれないが、色々検索した限りでは“perate” の意味には元々古ギリシャ語の「終わり」を意味するらしい”πέρας”。他にも古代のキリスト教グノーシス派を意味するものらしい。
信憑性までは調べる事はできないが、以下に参照リンクを貼っておいた。
https://en.wiktionary.org/wiki/Perate

https://www.yourdictionary.com/perate

また”des-“とはのちに”dis”に置き換えられる事になる古い形らしい。
これもいくつか参照しておいた。

https://www.merriam-webster.com/dictionary/des-

https://en.wiktionary.org/wiki/des-#Etymology

どうやらこれによると「有機化学(organic chemistry)」で「削除」を意味する”des”が接頭辞として使用されているらしい。※この辺りはまったくわからないが・・。
つまりスペルは違うがあの「デスノート」で「削除!削除!削除!削除!削除!」と叫んでいたのは”des!des!des!des!des!” とも言える。
そして、トレーディングカードをやっている人にとっては常識なのかもしれないが、どうやら「死」を意味する「デス」にこの”des” が使用されているらしい。※信憑性不明。
というわけでこれらを総合的に判断して、

Des (死)+perate(終わり)≒絶望的な≒Desperate

全てがここで繋がった!!
なので”Desperate ” は「自暴自虐、無鉄砲な、絶望的な、ほしくてたまらない、見込みがない」などを意味する。
一方では“disparate”(ˈdɪs.pər.ət/ˈdɪs.pɚ.ət)とは「本質的に異なる、完全に異なる」という意味だ。そして上のほうに書いたが”dis”は”des”から派生したものらしい事がわかった。
ちなみに”separate” という意味があるがおそらくほとんどの人がご存知のように「切り離す、引き離す」などのいわゆる「別々」って事を意味している。
そして”se etymology”で調べてみて欲しい。“se” とは元々ラテン語から採用されたもので、本来の意味は”apart”=「離れて、別れて、ばらばらに」などの意味。
そして“parate”とは「準備ができている」事を意味するらしい。
では”disparate” はどうなのか調べたら元々はラテン語で”dis”=”apart”, “parare”= “to prepare” とここでも「準備する」という意味だった。
ちなみにこの”disparate”は”desperate”と違い、近代になって使用頻度が高まったらしい。
というわけで以上をまとめると、

“Dis”(別々)+”parate”(準備する)≒別々に準備する≒完全に異なる≒disparate

ここでも全てが繋がった!!
以上、形が似ていても完全に異なる”disparate”と”desperate” でした。
以下参考。
desperate(イギリス英語:ˈdes.pər.ət)(アメリカ英語:des.pɚ.ət)
disparate(イギリス英語:ˈdɪs.pər.ət)(アメリカ英語:ˈdɪs.pɚ.ət)

コメント

このブログの人気の投稿

ドコモAndroidスマホ上のカレンダーをPCのgoogleカレンダーと同期させたい時

おそらくここに辿り着くくらいだからよほど求める答えがネット上には転がっていなかったドコモユーザーだろうと思う。 できなかったユーザーをまとめると、 スマホで相手と話しながらPCのカレンダー上でスケジュールを確認したいのにスマホのカレンダーと同期していないのでスケジュールの内容がスマホとPCで一致しない。 スマホ上ではGoogleカレンダーにcom.android.nttdocomoを同期させてスマホ上ではきっちりカレンダーに表示されているのにPCからGoogleカレンダーを見ても全く反映されていない。 Googleカレンダーから自分のスマホに招待状を送ってみたが、どうも違うらしい。 ドコモカレンダーのストレージ等をやってみたが関係なさそうだ。 といったことをやってみたと思われる。 *便宜上ここではドコモカレンダーと書いているがアプリ名は「スケジュール&メモ」。 おそらく今までは スマホホーム画面に初期設定のドコモカレンダー を表示させていてそこに随時相手と話しながら予約や約束時間をその場で入力できるようにしていたのではないだろうか。 結果的にはドコモカレンダーはPCのグーグルカレンダーには(これを書いている時点では)同期できないようなんだが、ここは逆転の発想で Googleカレンダーを常にスマホホーム画面に表示 させ予定ができた時はそこに予定を書き込めばいい。 そうするとスマホで予定を記入したGoogleカレンダーの内容とPC上で見られるGoogleカレンダーが完全に一致でき、 スマホで誰かと話していてもPC上でスマホのカレンダー内容と全く同じ内容のものが見られる ので、間違いを心配する事なくまた予定が重複するミスも減らす事ができ充実したカレンダーライフを過ごす事ができるのだ。 スマホのホーム画面にGoogleカレンダーを表示させる方法 参考までにスマホのホーム画面にGoogleカレンダーを表示させる方法は、(あくまでAndroidスマホではの話だが)ホーム画面上で空きスペースを確保しそこで長押しすると「ホーム設定」「ウィジット」「壁紙」等が表示されるはずだ。その「ウィジット」を選択すると選択肢の中にまさにそのGoogleカレンダーが「カレンダー」という名で表示されているのでそれを選択肢空きスペースにおけばいいだけだ。(どうやらカレンダーのサイズは調節できるらしい)

決してしないthe last man to doとは

2023年1月追記。 the last A to B については下記過去の説明文を見ていただけたらいいと思うが、この"the last (man)"には慣用句(idiom)で使用されていて正確には "to the last (man)" だが、意味としては 「最後の一人まで一人残らず死に至るまで、全員尽く(ことごとく)、一人残らず」 のような意味合いがある。言い換えるなら "until every person is dead, until all the men in a group are defeated". など。 例えば、 They pledged themselves to fight to the last man.(彼らは最後の一人になるまで戦う事を自身に誓った) ちなみに "to a man"も似たような意味で「一人残らず」 といった意味合いになる。ただ英英辞書では "to the last (man)" の説明文に「ある集団が一人残らず死に至るまで」と書かれている事がこの時点では若干多い印象があるのに対し "to a man"は単に 「ある集団が一人残らず」にとどまっている事が多い印象を受ける。 オリジナル原稿は2015年11月28日作成。 the last A to Bとは直訳すると「Bをする最後のA」という事で「決してBしないA」という意味になる。 例えば、 He is the last man to run away from that.(彼は決してそれから逃げたりしない) I am the last man to shut out the sight.(私は決してその光景から目を背けたりしない) ちなみにthe last A that Bという言い方もある。 例えば、 The CEO is the last person that I want to see now.(CEOが今一番会いたくない人だ)

賊喊捉賊(ぞくかんそくぞく)とは賊が他人を賊呼ばわりして捕まえろと叫ぶ

賊喊捉賊(zéi hǎn zhuō zéi)(ぞくかんそくぞく) とは「 賊が他人を賊呼ばわりして捕まえろと叫ぶ」 *簡体字:贼喊捉贼 つまり 「 泥棒など悪事を働いた者が逃げ切るために或いは善良を装って人を騙し他人の誰かをスケープゴートにして『あいつが泥棒だ!』『あいつは嘘つきだ!』等々真実性のある言い方をもって大勢の目を無実の人間に振り向ける事」 を言います。 *別の小物の泥棒に注意を向けさせ大物の泥棒が逃げる場合にも使用される事があるのではないでしょうか。 とにかくむちゃくちゃ悪い奴です。 発音は中国サイトであるようですが英英辞典サイトのようにどれが信頼に足る情報を持つ組織なのかわからないのでリンクはつけていません。検索すればすぐにみつかるでしょう。 使用されている映像も沢山あるようですが、ただ、この成語の通り「お前が言うか!」みたいな者が「賊喊捉賊」の成語を利用している映像もあるのでせっかくこのページを訪れてもらって不愉快な映像を紹介し見てもらっても趣旨と違うので自分で探してみるといいでしょう。 会話の中でこの言葉を使用する機会はあまりないと思いますが、どういう場面が想定されるか考えたら、例えば 「部下に失敗をなすりつける上司」、「害の少ないと思われる無関係な社員をスケープゴートにする企業」、「盗人が仲間割れを起こし別の盗人に罪を被せる」、 「影で悪さをし別の友人に責任転嫁する友人のふりをした悪人」 等々と枚挙ににとまがありません。 英語ではどう言われているのか調べてみましたが、どれが一般的なものかわかりませんでした。というか恐らく決まった言い方は無いと思われます。 ざっとみたところ、 A thief shouting thief; A thief shouting "thief thief!"; A thief crying "stop thief";   ただ、似たような表現はあります。 bark up the wrong tree :獲物を追い詰めたつもりになって間違った木に犬が吠える →見当違いの非難をする